設立趣意書

 

子どもを亡くすということは、親、家族にとって最も辛く取り返すことのできない悲しい出来事です。多くの親が、耐えることのできない出来事の大きさに耐え、悲しみをじっと抱えながら歩みます。
 そのような親にとって最も大きな支えとなるものは、同じ体験を経てきた親からの支えと慰めだとおもいます。
 今回、北九州においてこのような子どもを亡くすという悲しみ苦しみにある家族の支援とグリーフケアとを目的として、子どもを亡くした親の会を中心に、専門職間のネットワークを設立することに致しました。
 この支える会を通して、
  子どもを失った家族の悲しみを癒す場を用意し、
  子どものターミナルあるいは亡き後の家族を支援し、
  子どもと家族の心を配慮した医療や看護の在り方を考える機会とする
ことを努めていきたいと思います。

1999年6月26日

子どもを亡くした親と家族を支える会 代表 武田康男
親の会 代表 野口恵美

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